コルニカブラ種

コルニカブラ種のオリーブは世界的にはあまり知られていませんが、イベリア半島原産でスペインにおける栽培の歴史は長く、代表的な品種のひとつとなっています。スペインの中央部から西部にかけて広く栽培され、寒さや乾燥に強く、やせた土地や石灰質の土壌にも適応して育つのが特徴です。果実の大きさは中程度で、縦長で左右非対称というきわめて特徴的なフォルムをしていることから「ヤギの角」を意味する「コルニカブラ」という名がつけられました。

コルニカブラ種のオリーブオイル

コルニカブラ種のオリーブオイルはフルーティで豊かなアロマを楽しめるほか、身体に必要な微量成分が豊富に含まれていることから中程度の苦味とスパイシーさもそなえています。
コルニカブラ種のエクストラバージンオリーブオイルには栄養価の高い一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸と、天然の抗酸化物質である総ポリフェノールが非常に多く含まれています。総ポリフェノールのひとつオレオカンタールは優れた抗炎症作用(イブプロフェンに似た作用)があることで知られています。
こうした有効成分を含むオリーブオイルは優れた健康特性や熱安定性で知られ、酸化しにくく保存期間が長いことでも知られています。

エル・ティロのオリーブオイル

エル・ティロのエクストラバージンオリーブオイルは、自社農園で丹精込めて育てられたコルニカブラ種のオリーブを使用しています。オリーブの実は緑色から紫色に色づきはじめる11月初旬の早い時期に収穫が行われます。

こうした熟成の段階は「プレ・エンベロ(色づきはじめる直前)」と呼ばれます。果実のオイルはすでに形成され、健康によい属性や官能的特性をもつ天然の抗酸化物質やその他の微量成分をすべてそなえています。こうしたオイルの品質を損ねることのないようオリーブの実は収穫後12時間以内に丁寧に低温抽出が行われます。

エル・ティロでは農園の近くで栽培されたアルヴェキーナ種をつかった早摘みのオリーブオイルの販売も行っています。

テイスティングノート

エル・ティロのコルニカブラ種のオリーブオイルはグリーン・オリーブの果実味が中程度の強さで感じられ、オリーブの葉とアーモンドの香り、さらに林檎のアクセントがあります。口に含むと軽い甘さがあり、続いて中程度の苦味と辛味が感じられます。非常にバランスの良い味わいで、最後にグリーンアーモンドの余韻が残ります。 

エル・ティロのアルベキーナ種のオリーブオイルにはグリーンオリーブの複雑さとフルーティーさがあり、そこに熟した果実のニュアンスが加わります。バナナ、フルーツピューレ、アーモンド、リンゴのノート、そしてハーブの香りも感じられます。口に含むと甘みが広がり、気づかないほどのごくわずかな苦味と軽いスパイシーさがあり、グリーンバナナの余韻が続きます。

おすすめの使用方法

当社のプレミアムなコルニカブラ種とアルベキーナ種のエキストラバージンオリーブオイルは加熱せずにお召し上がりください。お料理の調味料やフレーバーとして、あるいはさまざまな食材の風味を際立たせテクスチャを良くするソースとしてお使いいただけるほか、食材の栄養価や消化も向上させます。グリルやフライ、ソテーなどの加熱調理にもご使用いただけますが、調理プロセスでオリーブオイルの豊かな香りがとんでしまう可能性があります。

エル・ティロのコルニカブラ種のオリーブオイルはその官能特性から、赤身の肉、牛肉、ウサギ、熟成チーズ、タラのように風味の強い魚など味わいのはっきりした食材にの組み合わせが最適です。
苦味のある葉野菜のサラダ、トマトソース、ガスパチョ、サルモレホ(トマトの冷製スープ)、魚介のマリネ、パスタ料理、トーストなどにもよく合います。ナス、ブロッコリー、グリーンアスパラガスなどをつかったグリル野菜や温野菜にまわしかけたり、豆料理やさまざまな煮込み料理の仕上げにお使いいただくのもおすすめです。

エル・ティロのアルベキーナ種のオリーブオイルは、ズッキーニ、グリンピース、ビーツといった野菜類やフルーツ入りのサラダ、マイルドなフレッシュチーズなど、軽やかで繊細かつ甘みのある食材とのマリアージュがおすすめです。グリルした白身魚や蒸し魚にかけたり、自家製マヨネーズの材料にしたり、デザートやケーキでバターの代わりとしてお使いいただくのもおすすめです。

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